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車中泊は弾性ストッキングでエコノミークラス症候群を予防しよう

車中泊は弾性ストッキングでエコノミークラス症候群を予防しよう

防災グッズの準備を始めた我が家ですが、もし実際に被害に合われた場合、避難生活を強いられる中でも深刻な問題として忘れてはいけない事があります。

エコノミークラス症候群を予防しよう

エコノミークラス症候群とは下肢等にある静脈が血栓をつくり、肺などの臓器に飛んでしまって出来る血栓症です。

これらは肺血栓塞栓症や、深部静脈血栓症などといわれ、今回は震災などの被災をしておられ避難生活を車中でする場合などに特に注意が必要です。

本来ならば、手術などを受けた患者に対して予防的に処置として、私達看護師は患者に弾性ストッキングを着用して頂きます。

避難生活を車で寝泊まりする際に災害グッズとして必要だと感じました。

現に車中泊でエコノミークラス症候群にてお亡くなりになっている方がたくさんいるようです。

弾性ストッキングとは普通の靴下と少し違い下肢の中でも下腿(膝から下)をメインに膝上まであるタイプのものもありますが、ふくらはぎを締め付けることで血流を促進する働きがあります。

骨折で入院した時に病院で血栓予防で履かされました。足のむくみがとれ楽になり良かったので退院時に追加で買いましたが履きたおしてしまい暫く使ってなかったらまたむくみがでてきたため購入しました。看護師さんも使っているようで、むくみもとれて足も軽く調子がいいです。エコノミー症候群の防止にもなるので防災用品にも加えておこうと思います。
コメントレビューより

私は職業上患者に弾性ストッキングを手術の際から術後離床(起き上がりして歩くなど)までは着用して頂く立場なのですが、レビューコメントにもありますように看護師が着用する場面も多いものです。

なぜならば市販されているのはむくみ予防としても効果が期待されているからです。

今回は災害予防として活用するケースを想定してのお話になるのですが、むくみをとるのとは効果は同じですが、目的として重要なのはエコノミークラス症候群を予防することです。

市販されている商品には着圧ソックスなど代用できそうなタイプのものも流通しています。

車中泊の怖さ

車中泊で何が危険なのかとズバリ言うとその姿勢です。

長時間足を下げている座位(座る)に近い姿勢でいるとエコノミークラスは飛行機の座席を例えているのですが、長時間座っているとその姿勢が足に血液がたまります。

人間は本来歩行することで下肢の血流のなかの静脈の血液をふくらはぎの筋肉の収縮及び下肢の静脈に備わっている弁(逆流防止)の相互作用により血液を心臓側へ戻します。

つまり簡単に言うと、歩くなどの下肢の運動が出来ない場合血液が塊り、その塊りが血栓となり心臓を通って肺に飛び蓋をするという事です。

肺に蓋をした状態では呼吸が出来なくなり、心臓もその後停止してしまいます。

肺に蓋とはわかりずらいかも知れませんが、肺の血管が詰まるという事です。

コレ非常に危険です。

つまり車中泊は危険が伴うのです。

私は釣りなどをすることがありますが、遠征にて車で移動する際には夜中に走り、現地で朝を迎えるために車中泊を行う事がありました。

でも今ではしたくありません。

なぜならば苦痛極まりないからです。

足がだるいのもあり、長時間ではいくらリクライニングさせたとしても眠れるものではありません。

ましてや下肢に血栓が出来る可能性もあります。

震災にあわれて車中泊をする場合にはさらに過大なストレスと水不足によるリスク増大状態です。

水分が十分に補給できない状態だと血液はドロドロになり血栓を作り易い状態になります。

エコノミークラス症候群を予防すrためには出来る限り水分をしっかりとり、時々は立ち上がって体操をすることや、ふくらはぎの筋肉を動かすために足首の運動もすることです。

被災時にはそれらもできない位消耗しているとは思いますが生命線となるかもしれないので予防対策として覚えておきたいものです。

私たちも手術後の患者に口酸っぱく言う事ですが、弾性ストッキングの必要性を都度説明しています。すぐに脱ぎたくなる患者もいますので。

やはり弾性ストッキングは着圧タイプのソックス同様締め付け感があります。

でもいざとなったら必要なのです。

術後は臥床(寝ている)だけでリスクですから、足を下げる姿勢の車中泊の座位であればなおさら血流が悪くなります。

重力のままにですね。

ひとこと

個人的に旅先などで車中泊の経験はありますが、被災時の避難と考えるとこういった弾性ストッキングなどの備えも必要であると感じました。

現在車中泊をしなくてはいけない現状にある方には一刻も早く解放されることを願います。

健康グッズとしての商品も普段から履いて置くという意味ではないよりはきっと効果があるかと思いますので、常時使用するのであればこういったものもいいかもしれませんね。


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